小沢健二と岡崎先生の固い絆

//小沢健二と岡崎先生の固い絆

岡崎先生の王子様、小沢健二さん。

4月23日にフジテレビにてオンエアされる音楽番組「Love music」で、岡崎先生の絵をバックに歌うとのこと。

コミックナタリー(右写真も)

 

二人の歴史

岡崎先生と小沢さんは価値観が近かったのか、いっしょに戦っていた「戦友」のような関係だったようです。
また、小沢さんは「僕は岡崎さんの王子様だから」だと言います。

1996年の岡崎先生の交通事故の時には小沢さんはよしもとばななさんと病院に駆けつけ、面会謝絶のところを「親戚だ」と言って見舞いに行きました。

2010年には、岡崎先生は小沢さんのコンサートに行きました。(下記)

2015年に世田谷文学館で行われた岡崎京子展では、小沢さんはライブを行っています。
岡崎京子展「戦場のガールズ・ライフ」

2017年のハロウィンで表参道で開かれた「写真館」に岡崎先生が参加しました。おそらくこれも小沢さんが岡崎先生を招待したものでしょう。
岡崎先生ハロウィンへ行く

お二人の想いを整理してみました。
岡崎先生 ←♡→ 小沢さん
岡崎先生 −♡→ 小沢さん
岡崎先生 ←♡− 小沢さん

二人の共演

『PeeWee』1991年7月号

「フリッパーズ・ギターx岡崎京子 いま、中古レコード屋さんがおしゃれ!?」
プレゼントに「岡崎京子がスケッチブックに描いた二人の似顔絵」

「小学6年生」1991年7月号/小学館

『ハーフボイルドキッズ の反乱』
モデル&エッセイ、フリッパーズ ギターとともに出演(7p)

ビデオ『スチャダラ30分』

スチャダラパーの1991年のビデオに、フリッパーズ・ギターとともに出演しました。隣りにいるのは桜沢エリカ先生です。
監督:安西肇 企画・構成:川勝正幸 →twitter

コンサートの受付

1993年6月に小沢さんがフリッパーズ・ギター解散後初めてのコンサート(日比谷野音)を行いましたが、その時に受付をしていたそうです。

『LIFE featuring KYOKO OKAZAKI 』

「ROCK’N’ROLL(パチパチロックンロール)」94年10月号/ソニーマガジンズ
オザケン との対談(「LIFE すごろく」つき3p)

岡崎先生から小沢さんへ

『パチ・パチ読本』1991年5号

フリッパーズギターの解散に伴う緊急特集に寄稿(400字程)。

「月刊カドカワ」93年12月号


『Lovery レポート』
小沢健二ファーストライブレポートマンガ(数p)
(図は『月刊カドカワ』1993年12月号より →2015年『恋とはどういうものかしら』新装版収録)

『anan』

1994年11月11日 No.945

小沢健二についてエッセイ、「男小悪魔みたいなヒトです。自分が漫画の中で描く男の子にも全体的な線は似てると思ったりするんですが。(以下略)」

1995年 No.974

『ドアノックチャンプ』エッセイ&イラスト かっこいい男特集でオザケンの魅力について(2p)
かほさんtwitter 1
かほさんtwitter 2

岡崎作品の中の小沢さん

岡崎作品の中で小沢さんはたびたび引用されています。
以下は主にファンサイト『岡崎京子 或いは愛と資本主義』より抜粋 →リンク

●小沢健二セカンド・アルバム「ライフ」

オザケンのセカンド・アルバム「ライフ」(1994年)には、「愛し愛されて生きるのさ」、「ラブリー」、「ドアをノックするのは誰だ」、「今夜はブギーバック」と岡崎の世界に通じる曲がたくさん入っています。小沢の作品には洋楽などからの引用がたくさんあって、そういう点でも岡崎との共通点を感じます。また小沢には「ぼくは彼女(岡崎)の王子様だから」というような発言があるみたいです。(中山)

●小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」

「恋愛依存症 KARTE.2」(短編集「Untitled」184ページ)自殺を試みて幽体離脱した主人公が電柱の天辺に立ってつぶやく。「あたしは愛し愛されたかっただけなのに」タイトルであり歌詞でもあります。ついでですが、オザケンのこの曲はゴダイゴの「銀河鉄道999」のパクリかもといわれてます(笑)…ただしこのことば、「危険な二人」ほかたくさんの岡崎作品に見られますので、オザケンが先というわけではないと思います。相互影響的に見えます。(中山)

●小沢健二「ドアをノックするのは誰だ」

「万事快調」(短編集「Untitled」109ページ)で末っ子に女の子から電話がかかってきたのに、「なんかおれの心のドアをノックしないんだよな」。これは「ドアをノックするのは誰だ」です。オザケンの歌詞はすばらしいですね。あの声と、曲がパクリなのとには嫌悪感ある人も多いですが。この「ドアをノックするのは誰だ」に至っては、ジャクソン5に全くクリソツどころかカラオケかぁ?って曲があります。(中山)

●小沢健二「今夜はブギーバック」

1.「でっかい恋のメロディー」。レンタル屋にいってオザケンのセカンド「ライフ」を借りてみてください。最初の曲が「愛し愛されて生きるのさ」二曲目が「ラブリー」五曲目だっけが「ドアをノックするのは誰だ」その次が「今夜はブギーバック」です。この曲にはスチャダラパーが「メモれコピれ、メクマンネー(make money)」とラップするくだりがある。このせりふを「でっかい恋のメロディー」(短編集「私は貴兄のオモチャなの」P30)で教師がしゃべってるコマがある。(中山)

2.「エンド・オブ・ザ・ワールド」の「あとがき」でも「メモれ。コピれ。make money」って清岡卓美嬢が突っ込みを入れてました。(tach)

●小沢健二「おやすみなさい、仔猫ちゃん!」

「好き?好き?大好き?」p176、「おやすみなさい、小猫ちゃん」と、あります。小沢『ライフ』6曲目におさめられた曲のタイトルです。(pooh)(19991229追加)

●フリッパーズ・ギター 「恋とマシンガン」

「危険な二人」p19で、TV画面に映っている二人組は「ダバタダバタ」って歌ってますね。これはパーフリの2枚目のアルバム『カメラ・トーク』のなかの一曲、「恋とマシンガン」だと思います。このほかにも、同書中に何個所か、パーフリ(の解散)について言及されてますね。(pooh)(19991028追加)

●『ヘルター・スケルター』

作中の「浅田検事」はおそらく小沢さんがモデル。
根拠①浅田検事は頭が良くクールな役。岡崎先生にとって頭がいいイメージの人は、対談をしたことがある浅田彰と東大大学院にいっていた小沢さんの二人。
根拠②「浅田」は浅田彰から、「検事」は小沢健二からと推測される。そもそも”検事”は検察の役職で警察なら”刑事”と設定すべき所だが、とにかく「ケンジ」にしたかったのだろう。
根拠③その後1996年に発表された小沢健二CD『球体の奏でる音楽』収録曲『すぐにあえるかな?』の歌詞「あてもなくあてもなく 獲物を探すよ狩人 感じてる感じてる お互いがそばに居ること」これは『ヘルター・スケルター』のテーマそのもの。小沢さんと岡崎先生はとてもシンクロしていたようです。(ほしの、2017)

 

小沢さんから岡崎先生へ

2010年、小沢健二ツアー『ひふみよ』に岡崎先生が来場!!

2010年の小沢健二ツアー『ひふみよ』の5月24日中野サンプラザの東京初日に、岡崎先生はベレー帽にボーダーシャツの”正装”でリクライニングの車いすに乗り、黄色い花束を持って家族と会場へ。 客席右手前方で車いすのまま聴いていたらしい。
アンコールの最後に小沢くんが客席右手をじっと見て「最後まで言うつもりはなかったし言うと泣いちゃうから言わなかったけど、 言いたくなったから言います。岡崎京子さんが来ています!」と言って去ったそうです。(twitterとMixiのまとめ)

私は、このツアーではぜったい小沢さんは岡崎先生を招待するだろう、そして岡崎先生は客席のすみで車いすに乗って小沢さんの歌を聴くんだろうなと思っていました。岡崎先生は、すごく幸せだったと思う。
小沢さんありがとう!! 君はいいやつだよ!!!!(5/25/2010)

halmosさんのブログfantatica
takuyaさんの詳細なツアーレポート →ブログTAKYUAONLINE

ライブ@岡崎京子展「戦場のガールズ・ライフ」

岡崎先生の原画を中心とした個展が2015年1 – 3月に世田谷文学館で開かれました。
終了まぎわの3月29日、閉館時に案内放送が流れ、小沢健二シークレットライブが始まったそうです。関係者やご家族が来たようです。
STARDUST RENDEVOUS
橘川幸夫:note(橘川さんは『ロッキング・オン』立上げ人で、岡崎先生デビュー前に盛んに投稿したミニコミ誌主宰し、その後も先生と交流を続けています)

 

参考:評論の中の二人

『BT』2000年7月号「奈良美智特集」

椹木野枝氏が奈良作品について書いたエッセイの中で、同時代の空気を共有する表現者として岡崎京子と小沢健二を引き合いに出しています。挿図には『リバーズ・エッジ』の場面2つくらいと、小沢の『犬は吠えるがキャラバンは進む』のジャケ写真が使われています。

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By | 2017-11-26T10:07:27+00:00 10月 1st, 2017|special|0 Comments

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